晴れ。肌寒い。

夕刻のジュリの散歩。ごく最近近くに出来たニュータウンチックな住宅地、まだ住民もぱらぱらとしかいないその中に、夕焼けの池が見えるきれいな公園があります。それももちろんできたて。

いまどきのブランコがそこにはあります。普通くさりが二本ぶら下がっている先には四角い板というか、木製のブランコがくっついていると思うのですが、ここの公園のブランコは硬質ゴムのようなようなもので出来ていて、形も四角じゃなくてタイヤをちょん切ったような三日月型です。

へええ珍しいなと思って座ってみると、ちゃんと座れない。公園のブランコは大人の尻を想定しては作られていないようです。

そうこうしていると子供の集団がやってきて、ジュリの回りに集まってきました。

子供の壁のなさってのは本当にすごい。俺は週末からお前らの家に泊まりにきてる親戚の兄ちゃんか!というぐらい自然に話し掛けてくる。

とことこやってきてブランコに座ってこっちを向いた少年の、僕への第一声が「押して!」でした。

あと、ブランコでどっちが高くまでこげるか競争しよう、とか。そんなもん、俺が勝つに決まってるやろう。言うとくけど、絶対に、勝ちはゆずらんぞ。

あと、なんて好き勝手にしゃべるんや!ということにも驚きました。俺は週末からお前らの家に泊まりにきてる聖徳太子か!というぐらいに一度に話す。

「明日になったら動物園いくねん」「いぬさわっていいー?」「ブランコのブレーキのかけ方しってるー?」「この子3さい!」「押してよー!なあ押してってー!」「あー飛行機!」

自由か!

自由なんやな。

帰り際、「だっこして!」とせがまれました。だ、だっこ・・・?・・・子供ってやっぱりだっこ好きなんや・・・と妙に納得してしまいました。

やべえ、なんか和んでしまった。

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