曇り。

昨夜は睡眠を3時間に削って「ポツドール」という劇団の「恋の渦」という劇をDVDで鑑賞しました。

びっくりしました。面白い。めちゃくちゃな平田オリザ、という印象を受ける。異常なほどリアル。あれは全て役者の力量なんでしょうか?何かからくりがあるんじゃないでしょうか。というぐらいリアルでした。劇的なものというのは劇的な俳優からではなく、ただの人間が舞台上で絡まりあうことによって生まれるのかもしれない。

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役者が役者である証拠など何もない。その肉体そのもの、いや、その存在そのものが証拠だと言うほかないと思います。「それ」を、役者だと思うかどうかはどうでしょう、本人次第なのか、本人以外の全員次第なのか。

黒澤明監督はよく、「俺は赤を塗っているのに、青じゃないと言われても困る」と、批評家たちについて言っていたそうです。

それは何にでも言えることでしょう。

僕はかたくなに赤を塗り続けるつもりはない。まず僕は黒澤でもなければ「監督」でもないんだから。

赤も青も使い分けられるようになれば素敵でしょう。綺麗な紫が出来上がればそれもいいでしょう。

色が美しければなんでもいいのかもしれません。描きあがった絵が美しければ、ですかね。どっちにしろ、避けなくちゃいけないのは醜い濁った赤、濁った青、濁った紫、で塗るようなことにならないこと。どんなに切羽詰ってもそれはやってはいけない。

とりあえずは、筆をゆすぐのだ!!!

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