ニューヨークの最後の方の日々を書く機会がなかったので覚書。

?僕の四大先生=演技のモアハウス、スピーチのレノア、ダンスのマイケル、ヒップホップのベブにさよならの挨拶とプレゼント。

モアハウス、「そうか、いくか。がんばれよ。」とクールでしたが、最後は笑顔で「SAYONARA!ははは!」と手を振っていました。モアハウスのああいう笑顔、初めて見ました。最後まで人間というものの深さを教わりました。モアハウス、むかついたことも多々あったけど、超カッコいい男だと思います。「あんたは最高の先生ですよ」というと「はっはっは!」と高らかに笑っていました。お世辞じゃないです、次僕がニューヨークに来る時までそのまま元気で教え続けていて下さい。涙。

レノア、「よく頑張ったね。私アンタにめちゃくちゃ厳しかったのに。英語すっごくうまくなったわよ。元気でね、ピース!」。一緒に写真をと頼むと「ええ!!?写真!?きゃーきゃーきゃーどうしよう。鏡、鏡!お化粧直ししないと!」ってめっちゃはしゃいでたのがかわいかった。レノアって天然なんです。暑がりな彼女に扇子をプレゼントするとめっっっちゃ喜んでくれました。「アカデミー賞とった時はステージで私に感謝の言葉を言うのを忘れないでね」、忘れませんよ、言いますほんとに。涙。

マイケル、「めっちゃ寂しくなるなあ!最初とは別人みたいに成長したね!アンタは華を持ってると思うからしっかり開花させるのよ。メール忘れずにしてね!」僕にダンスの楽しさを教えてくれたのは間違いなくマイケルでした。本当にありがとう!ゲイの彼には日本古来の褌をプレゼントしました。涙。

ベブ、「I love you baby. 最初下手すぎて教室の一番後ろにおったのに、だんだん前にこれるようになって、最後には最前列の常連になったね!エライ!その向上心を大切にね。」上手い下手の話をこの際無視するけど、アティチュード、スピリット、ベブと踊って僕のダンスは次の段階へと進化しました。「Keep going no matter WHAT!!!」「Make mistakes! but make it BIG!」「Fix one thing every time!」「LOVE YOUR SELF!!!」ベブに言われた言葉は絶対忘れません。ベブにあげたTシャツ「侍」!!!!涙。

?ヨゲシ、タクミさんとの別れ

HBの親友ヨゲシとの別れ。34丁目のビアガーデンで飲む。いつも帰り道一緒にコーヒー(ヨゲシはお茶)を飲んでた彼、「コーヒー、好きやもんな」と、タンブラーをプレゼントしてくれました。うぐ・・・、ヨゲシ。すごい映画監督になれよ。絶対に出るからな。出さないって言っても出るからな!!真面目なのにすごくイージーゴーイングなヨゲシ。またな!

タクミさんとも飲む。タクミ宅で。タクミさんは僕が珍しく手放しで尊敬するクラスメイト。っても演技とかはほとんど見たことないけど、物事に対する姿勢がカッコいい。いつかどこかでの再開を楽しみにしております。

?マツイ、イチロー。

二回ほどヤンキーススタジアムに行きました。そのうち一回は「カメラマン」として。HBの友達のジェフの友達が、ABCニュースの「マン・オブ・ザ・センチュリー」に選ばれた伝説的なカメラマンで、その人に連れられていったからです。選手用の食堂の壁にずらりと並んだ写真を指差しては「あれもあれもあれも俺が撮った」と教えてくれました。スタジアムの人間がみんな挨拶に来るのがすごい。

もう一回は黒人なのに日本人のGoと一緒にマリナーズ戦を観にいきました。マリナーズ。イチロー。僕がニューヨークでの自分の苦しみと努力と成長を思っていたとき、イチローの「練習は決して自分を裏切らない」という言葉に出会いました。どれだけ勇気をもらった事か。そんなイチローを、帰る前にどうしても見たかったので超超うれしかったです。

帰りGoの家へ。ビール飲んでしゃべる。クラスで一番英語が下手でもクラスで一番堂々としていたGo。めちゃくちゃカッコよかった。またな、Go。

?お別れBBQ。

インディがお別れ会を催してくれました。学校の友達やグスタヴォも来てくれる。花粉症でしんどかったけど、みんなで肉を食い、写真を撮って大笑い。ありがとうインディ。インディってとんちんかんやけど、やっぱりすっごく優しい奴なんです。

?グスタヴォとの別れ。

この街での、僕の、間違いなく一番の親友、あほ、グスタヴォ。帰国の日に無理やり時間を作って夕飯を一緒に食いに行きました。次の日のプレゼンの準備でてんてこ舞いだったのに加えて金欠で「もう適応でええやん、ピザ頼む?」とか言ってたグスタヴォでしたが、「最後やんけ!俺が去るんやで!俺が!」と言って結局外に食いに出ました。

いや、ほんまはピザでも全然良かったんですけどね、グスタヴォ家でピザとバッファローチキンってのは俺たちの王道やったし。でも結局シーポートで飯。食い終わって、会計の時、「金欠」のグスタヴォ。ふ、と笑って僕に払わせようとはしませんでした。

最後別れ際、握手じゃなくてハグをしました。いつもふざけてばっかりの俺たちもさすがにしんみりとなる。

「元気でな、色々ありがとう。」と言い合って、僕は地下鉄の階段を下る。これが僕の最後の地下鉄でもありました。

・・・元気でな、色々ありがとう。

?帰国。

飛行機は朝6時の便でした。だから家を出るのは3時。寝てもしゃあないので家でしゃべってました。よりこ、ゆきさん、インディ、ケイトが来てくれる。ケンジさんはもちろんいる。

インディ、「いやあ最初はお前にはむかついてばっかりやったけどなあ。」。こっちの台詞だカレー男。「でもお前、成長したよ、ほんま。色々。ほら、座ってるだけでも堂々としてるもん。・・・さみしなるわ。」うぐ・・インディ・・・。

その後なぜかインディとケイトにクラブでの女の子との踊り方講義を受けました。

よりこ、来てくれてありがとう。色々ありがとう。そしてごめん。そしてありがとう。

ゆきさん、来てくれてありがとう。ゆきさんのパワーがあれば僕がいなくなっても大丈夫さ。でも僕はここにいますよ。

ケンジさん、色々色々本当にありがとう。迷惑もいっぱいかけたし地味にイライラもムカムカもさせたと思うけど、でも僕は俺たちはそんな事関係ないぐらい最高な関係を築けたと思っています。だってそうでしょう?そうやんね?めっちゃ楽しかったもんね?俺たちの関係はこれからさ。

お、もうこんな時間か。飛行機に乗らないと。

さらばニューヨーク。

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