6月15日　ダンスの講師は太田省吾の弟子。

晴れ。

ダンスの授業。基本的にはモダンダンスの基礎なのですが、金曜は特別なことをしますと先生が言い出し、今日は「スロー・テンポ」という日本のテクニックをやりました。その昔大田省吾氏から直接これを学んだという先生は、他にも鈴木メソッドも修めた日本フリークです。

で、スローテンポ。これは太田省吾氏が転形劇場で確立したスタイルで、要はスローモーションなのですが、ちょっと違うのは内側までスローになることで生命のズームアップを試みているという点でしょうか。まだ僕にはさっぱりですが、これから毎金曜はこれだそうなので何かを掴んでみせます。

アクティングテクニック。エクササイズ2のリベンジも兼ねたエクササイズ3、チェンジ・オブ・セルフ。昨日ばっちり準備して今日の挑戦。

大成功！

やっててうまく機能しているのが自分でもわかりました。モアハウスもトゥルーディもそろってノー・クリティスィズム。モアハウス、にやりと笑って、「完璧や。みんな、これは完璧な例やからこれを参考にして、こういう風にやるように」。完璧とは思いませんが。昨日の問題も完全にクリアしました。

完璧とは思わないっていうのは、エクササイズ2の主眼、フォース・サイド。これがウタ・ハーゲンが言うようにまだ僕がやれていないからです。僕なりのフォースサイドは持てていますが、ウタ・バージョンのようにクリアではない。

でもどうなんでしょう。先生を含めこれをみんなが信じてたんやから、それはある意味、ちゃんとうまく機能してるということなんであって、それでいいってことなんでしょうか。

僕が常々思っているのが、僕は結局自分自身のメソッドを確立させるために色々勉強しているのであって、どんなに素晴らしいメソッドでも盲目的に信じてはいけないということ。色々知ってく上でも自分を見失ってはいけません。最終的には自分しかいないんやから。そういう意味で、僕は色んなメソッドと折り合いをつけていかなければなりません。

でも、折り合いをつけるにしても、完全に理解し、出来ればマスターした上でつけていくべきだと思うので、やはりもうちょっとこのフォースサイドも練習した方がいいですね。

放課後、たまたまドラマブックショップで会ったクラスメートとお茶がてら、久しぶりにマイズナーをやりました。久しぶりにじっくりレピティションをやり、今日はちょっといつもよりワンステップ進んだところにいけた気がします。また付き合ってもらおう。

今日はいい日になりました。