晴れ。極寒。

インディの彼女のケイトをマンハッタンに連れて行く。もうやってきてしばらく経つのに一回も行ったことがなくいつも家でうだうだしていると言うので、僕は今日授業もないしマンハッタンに一緒に出て語学学校とかロシア語の本屋とかを回りました。僕が手配する。ケイトはともかくインディそのくらいやってあげたらええのに。

語学学校はHello World Language Centerという割安のところと、僕が最初の一ヶ月お世話になった高いけどそれなりに質も高いEmbassy CESの二つに連れて行きました。ケイトは後者を気に入ったようですが、お金もセーブしなきゃならないらしく、インディと相談するそうです。

用事を終えてスタバでコーヒーを飲んでいると、後ろのおっさんが近づいてきて、ケイトに名刺を渡してきました。モデルのスカウトのおっさん。明日オープンコールに是非是非来てくれというラブコールです。たしかにケイトはエキゾチックでスタイルも抜群の美人です。でもおっさんよ、その隣にもこんな素敵なアジアンフェイスがいるよ?と思いながら待っていたのですが、おっさんは、「じゃ!明日、来てね!」とケイトに繰り返しながら去っていってしまいました。

ケイト、「私ハンガリーでもロシアでも、いっつもスカウトされてたねん」、ああさようですか。でもケイトは自分が美人だとは自覚しているようですが嫌味がなくていいです。本当の美人はそれを誇示する必要もないって事でしょうか。でかい犬がむやみに吠えないように。

ポートオーソリティ(バス停)でインディと落ち合って二人と別れた後、オフオフのシアターに芝居を観にいきました。テネシー・ウィリアムズの「とある東京のホテルのバーにて(In the Bar of a Tokyo Hotel)」。学校の日本人の友人が出ているため。東京のホテルでの話ですが、日本人役は彼一人だけ。全編英語です。僕は行かなかったというか知らなかったんやけど、アジア人の俳優はかなりオーディションに来ていたそうです。俺はどこにいたんや??

三方から客席に囲まれる形の舞台。狭い空間で役者も6人だけの濃い舞台でした。テネシーウィリアムズの描く人間はリアルなので、そのリアルなキャラクターたちの人間観察をするには最適な狭さだったと思います。照明と音を奇妙なタイミングで使う演出。

役者は、メインではないけど、僕の友人が意外と一番おいしいしそれを上手く仕上げていたと思います。当たり前やけどHBの授業で何回か見た時より全然良かったです。

日曜まで38ストリートでやっているそうです。

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