「人生は腹筋運動に似ている」
明転。マクド。男1と女1が別々の席に着いている。男1はハンバーガーなど食べている。
女1:ねえ、
男1:
女1:ねえって!!
男1:え?僕?はい、なんでしょうか?
女1:ここ空いてるわよ。
男1:はい?
女1:ん。
男1:え?いや、でも僕も一応席、あるんで、大丈夫です。
女1:いいから来なさいっての!
男1、飲み込めないが一応席を移る
男1:おじゃまします。
女1:あらいらっしゃい。
男1:「あら」って・・・。
女1:まあまあリラックスして。
男1:僕彼女いるんだけどなあ。(深呼吸)
女1:こういうところは初めて?
男1:え、ああ、いや、昼ごはんは大体ファーストフードなんで。・・・特にここはよくくる方ですけど。(ハンバーガーをかじる)
女1:
男1:(ハンバーガーをかじる)
女1:
男1:(ハンバーガーをかじる)
女1:
男1:(ハンバーガーを食べ終わる)
女1:あのね、
男1:はい。
女1:私今日開店からずっとここにいるんだけど。
男1:開店からずっとここにいるんですか。
女1:みんなさえない顔してんのよね。
男1:はあ。
女1:私ね、
男1:はい。
女1:生きててたまにびっくりするのよ。なんじゃこりゃあ?って。
男1:・・・はい、
女1:今日も朝マックしにここにきて、最後にコーヒー飲んでたらふと、なんで私はここでコーヒー飲んでるの?こんなに大きな地球の上で、なんのために私は朝起きて会社に行くの?ってふと頭をよぎっちゃって。それでもうだめね。
男1:はい・・・。・・・ええ?
女1:うん。
男1:会社、辞めたんですか?
女1:辞めたとかじゃないかな。会社をっていうか、そういう風な考え方をやめたのかなあ、あえて言うと。
男1:なるほど。もっと大きなくくりでやめたわけだ。
女1:そう。
男1:
女1:どう思う?
男1:はい?
女1:そんな私。
男1:いや、まあ、どうなんでしょう、いいんじゃないですかねえ。
女1:そう思う?
男1:まあ僕は正直、関係ないですからねえ。
女1:ホットコーヒー!!(テーブルにあったカップの中身を男の顔にぶちまける)
男1:あつい・・・冷たい!朝マックだから冷え切ってますよ。
女1:もう一回言ってみ?
男1:
女1:いいから、もっぺん言ってみ?
男1:・・いやだから、正直僕は関係ないですから、無責任な意見しか言えないですよ。
女1:温いコーヒー!(再びカップをぶちまけるが、さっきの一発でもう中身は空っぽである)
男1:一回ぶちまけたんだからもう中身は残ってませんよ。リフィルしなきゃ。
女1:
男1:
女1:私は無責任な意見を聞きたいんじゃないの。
男1:そんな事言われても。
女1:想像して。
男1:へえ?
女1:彼女いるんでしょう?
男1:はい。
女1、男1に突然チューをする。けっこう長い。
男1:ん・・・。
女1:私があなたの彼女だったら、
男1:え、
女1:はい、どう思う?
男1:え?何が?・・ああはいはい、ええと、ちょっと待ってくださいね。
間
男1:えっと、やっぱり別にいいんじゃないですかねえ。
女1:そうかな?
男1:うん。
女1:(立ち上がる)ありがとう!!!今から会社行ってくる!
男1:逆に?
女1:そう、逆に!いってきま〜す!(悠々と去っていく)
男1:僕彼女いるんだけどなあ。
間。男、自分のコーヒーを飲む。
男1:あ、ちょっと温いや。僕ももう行かないと。
と言いつつも立ち上がらない。男1、またコーヒーを一口。暗転。
明転。マクド。男1と女1が別々の席に着いている。男1はハンバーガーなど食べている。
女1:ねえ、
男1:
女1:ねえって!!
男1:え?僕?はい、なんでしょうか?
女1:ここ空いてるわよ。
男1:はい?
女1:ん。
男1:え?いや、でも僕も一応席、あるんで、大丈夫です。
女1:いいから来なさいっての!
男1、飲み込めないが一応席を移る
男1:おじゃまします。
女1:あらいらっしゃい。
男1:「あら」って・・・。
女1:まあまあリラックスして。
男1:僕彼女いるんだけどなあ。(深呼吸)
女1:こういうところは初めて?
男1:え、ああ、いや、昼ごはんは大体ファーストフードなんで。・・・特にここはよくくる方ですけど。(ハンバーガーをかじる)
女1:
男1:(ハンバーガーをかじる)
女1:
男1:(ハンバーガーをかじる)
女1:
男1:(ハンバーガーを食べ終わる)
女1:あのね、
男1:はい。
女1:私今日開店からずっとここにいるんだけど。
男1:開店からずっとここにいるんですか。
女1:みんなさえない顔してんのよね。
男1:はあ。
女1:私ね、
男1:はい。
女1:生きててたまにびっくりするのよ。なんじゃこりゃあ?って。
男1:・・・はい、
女1:今日も朝マックしにここにきて、最後にコーヒー飲んでたらふと、なんで私はここでコーヒー飲んでるの?こんなに大きな地球の上で、なんのために私は朝起きて会社に行くの?ってふと頭をよぎっちゃって。それでもうだめね。
男1:はい・・・。・・・ええ?
女1:うん。
男1:会社、辞めたんですか?
女1:辞めたとかじゃないかな。会社をっていうか、そういう風な考え方をやめたのかなあ、あえて言うと。
男1:なるほど。もっと大きなくくりでやめたわけだ。
女1:そう。
男1:
女1:どう思う?
男1:はい?
女1:そんな私。
男1:いや、まあ、どうなんでしょう、いいんじゃないですかねえ。
女1:そう思う?
男1:まあ僕は正直、関係ないですからねえ。
女1:ホットコーヒー!!(テーブルにあったカップの中身を男の顔にぶちまける)
男1:あつい・・・冷たい!朝マックだから冷え切ってますよ。
女1:もう一回言ってみ?
男1:
女1:いいから、もっぺん言ってみ?
男1:・・いやだから、正直僕は関係ないですから、無責任な意見しか言えないですよ。
女1:温いコーヒー!(再びカップをぶちまけるが、さっきの一発でもう中身は空っぽである)
男1:一回ぶちまけたんだからもう中身は残ってませんよ。リフィルしなきゃ。
女1:
男1:
女1:私は無責任な意見を聞きたいんじゃないの。
男1:そんな事言われても。
女1:想像して。
男1:へえ?
女1:彼女いるんでしょう?
男1:はい。
女1、男1に突然チューをする。けっこう長い。
男1:ん・・・。
女1:私があなたの彼女だったら、
男1:え、
女1:はい、どう思う?
男1:え?何が?・・ああはいはい、ええと、ちょっと待ってくださいね。
間
男1:えっと、やっぱり別にいいんじゃないですかねえ。
女1:そうかな?
男1:うん。
女1:(立ち上がる)ありがとう!!!今から会社行ってくる!
男1:逆に?
女1:そう、逆に!いってきま〜す!(悠々と去っていく)
男1:僕彼女いるんだけどなあ。
間。男、自分のコーヒーを飲む。
男1:あ、ちょっと温いや。僕ももう行かないと。
と言いつつも立ち上がらない。男1、またコーヒーを一口。暗転。
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