6月30日 文無し@マンハッタン。そして上原ひろみ再び。
2006年6月30日 HP(へたれポイント)
晴れ。
マンハッタンに向かうバスの中で財布を忘れたことに気付く。しかしすでにハドソン川の下を走る「リンカーントンネル」の中だった僕は、降りることも出来ずそのままマンハッタンへ。
バスを降りる時に「あの〜。ほんっま申し訳ないんやけど、財布忘れた」って運ちゃんに言うと、黒人の運ちゃんは「あっそう、じゃあ行きや」と、あっさり降ろしてくれました。そんなんなんや。
今日はグスタヴォに付き合って物件めぐりの予定で待ち合わせをしていたので、地下鉄に乗らなければなりません。文無しの僕、ホームレス天国マンハッタンで学んだサバイバル法を実行してみる。
改札から出てくる人を適当にロック・オン。
「あの〜」
「ん?なに?」
「メトロカードある?」
「ああ、あるよ」
「アンリミテッド?」
「そうやで」
「ごめんけどちょっと使わしてくれへん?」
「ああ、ええよ、やってみよか」
という感じでここでもけっこうあっさり地下鉄に乗ることが出来ました。これはこういうことをしてても全く怒らない駅員たちが働くアメリカならではという感じがしますね。少なくともJRとかやったら怒られるでしょう。
無事グスタヴォたちと合流。結論、マンハッタンでは、金がないならないでなんとかなる。
ところで上みたいな会話もそうですが、僕が英語を喋るのが好きな理由の一つに「基本的に敬語というものがない」というのがあります。日本語でもなんだかさらっと嫌味なくタメ語を操る人もいますが、僕は初対面や年上にはほぼ例外なく敬語を使います。
そこにきて英語には、丁寧な表現と言うのはあっても「敬語」という形式はないので、年上でもなんでも言葉の上では対等になります。僕はこれこそが欧米を弱肉強食(?)の実力社会たらしめるものだと思います。無意味な柵(しがらみ)がない分純粋な勝負、純粋な関係を築くことができるのではないでしょうか。
まあ僕のような英語が第二言語の人間にとってはもちろん、そういったこと以前のハンディキャップが大きく立ちはだかってはいるわけですが。でも勝負とかいうことを無視しても、もっと単純に、簡単に人と打ち解けれるような気がするんです。だから僕はなんだかんだで英語での他人との会話は好きなんです。ちなみに表現力の豊かさというか、表現力の質という点においては日本語の方が好きです。
夜ルームメイトのケンジさんのバークリー時代の友人のライブがありました。あの上原ひろみさん(1月23日参照)がキーボードのヘルプで出演だと聞いて行くことにしました。なんだか信者みたいになってます。
しかし、期待は裏切られはしませんでした。ケンジさんの同期のバークリーの卒業生をメインにした即席バンドは管楽器やバック・コーラス等、けっこうな大人数で、それだけでも圧巻でしたが、やはり最強だったのは上原さんでした。
スペシャルゲスト、なんてわざわざフライヤーに書かれていただけあって、ひろみちゃんの扱いはけっこう大きく、ソロがいくつかあったのですが、憑依されたようにピアノに指を走らせる姿は相変わらず魅力的です。自分のバンドの時とはやはり少し違いました。主体性が抑えられてる分、逆に伸び伸びとしてたような気がします。
ライブの後でケンジさんつながりで少しお話する機会がありました!でも僕はちょっと馬鹿みたいに緊張。はたして、舞台を降りたひろみちゃんは普通の謎なお姉ちゃんでした。ミラノ帰りで時差ぼけと戦っているらしく、可愛らしく、しかしかわいそうにへろへろになっていました。僕の名前を説明すると、「ええ?神様?神様?」と謎の食いつき。「神様」として彼女の頭にインプットされてしまったようです。
その後グスタヴォたちと再び合流、「Cafe Wha?」へ。ライブミュージック連投になってしまいました。グスの弟のペペはよく飲みます。グス本人はなんと禁酒したそうです。水を飲んでいました。4時間ほどライブを聞きながらコロナ。ぺぺやグスの彼女のナナとも打ち解けられました。例の英語で。うう。
そういう、ロックを肴にコロナの週末。
写真:これは別に誰でもありませんが、「カフェワ?」とはこういう感じのところです。
マンハッタンに向かうバスの中で財布を忘れたことに気付く。しかしすでにハドソン川の下を走る「リンカーントンネル」の中だった僕は、降りることも出来ずそのままマンハッタンへ。
バスを降りる時に「あの〜。ほんっま申し訳ないんやけど、財布忘れた」って運ちゃんに言うと、黒人の運ちゃんは「あっそう、じゃあ行きや」と、あっさり降ろしてくれました。そんなんなんや。
今日はグスタヴォに付き合って物件めぐりの予定で待ち合わせをしていたので、地下鉄に乗らなければなりません。文無しの僕、ホームレス天国マンハッタンで学んだサバイバル法を実行してみる。
改札から出てくる人を適当にロック・オン。
「あの〜」
「ん?なに?」
「メトロカードある?」
「ああ、あるよ」
「アンリミテッド?」
「そうやで」
「ごめんけどちょっと使わしてくれへん?」
「ああ、ええよ、やってみよか」
という感じでここでもけっこうあっさり地下鉄に乗ることが出来ました。これはこういうことをしてても全く怒らない駅員たちが働くアメリカならではという感じがしますね。少なくともJRとかやったら怒られるでしょう。
無事グスタヴォたちと合流。結論、マンハッタンでは、金がないならないでなんとかなる。
ところで上みたいな会話もそうですが、僕が英語を喋るのが好きな理由の一つに「基本的に敬語というものがない」というのがあります。日本語でもなんだかさらっと嫌味なくタメ語を操る人もいますが、僕は初対面や年上にはほぼ例外なく敬語を使います。
そこにきて英語には、丁寧な表現と言うのはあっても「敬語」という形式はないので、年上でもなんでも言葉の上では対等になります。僕はこれこそが欧米を弱肉強食(?)の実力社会たらしめるものだと思います。無意味な柵(しがらみ)がない分純粋な勝負、純粋な関係を築くことができるのではないでしょうか。
まあ僕のような英語が第二言語の人間にとってはもちろん、そういったこと以前のハンディキャップが大きく立ちはだかってはいるわけですが。でも勝負とかいうことを無視しても、もっと単純に、簡単に人と打ち解けれるような気がするんです。だから僕はなんだかんだで英語での他人との会話は好きなんです。ちなみに表現力の豊かさというか、表現力の質という点においては日本語の方が好きです。
夜ルームメイトのケンジさんのバークリー時代の友人のライブがありました。あの上原ひろみさん(1月23日参照)がキーボードのヘルプで出演だと聞いて行くことにしました。なんだか信者みたいになってます。
しかし、期待は裏切られはしませんでした。ケンジさんの同期のバークリーの卒業生をメインにした即席バンドは管楽器やバック・コーラス等、けっこうな大人数で、それだけでも圧巻でしたが、やはり最強だったのは上原さんでした。
スペシャルゲスト、なんてわざわざフライヤーに書かれていただけあって、ひろみちゃんの扱いはけっこう大きく、ソロがいくつかあったのですが、憑依されたようにピアノに指を走らせる姿は相変わらず魅力的です。自分のバンドの時とはやはり少し違いました。主体性が抑えられてる分、逆に伸び伸びとしてたような気がします。
ライブの後でケンジさんつながりで少しお話する機会がありました!でも僕はちょっと馬鹿みたいに緊張。はたして、舞台を降りたひろみちゃんは普通の謎なお姉ちゃんでした。ミラノ帰りで時差ぼけと戦っているらしく、可愛らしく、しかしかわいそうにへろへろになっていました。僕の名前を説明すると、「ええ?神様?神様?」と謎の食いつき。「神様」として彼女の頭にインプットされてしまったようです。
その後グスタヴォたちと再び合流、「Cafe Wha?」へ。ライブミュージック連投になってしまいました。グスの弟のペペはよく飲みます。グス本人はなんと禁酒したそうです。水を飲んでいました。4時間ほどライブを聞きながらコロナ。ぺぺやグスの彼女のナナとも打ち解けられました。例の英語で。うう。
そういう、ロックを肴にコロナの週末。
写真:これは別に誰でもありませんが、「カフェワ?」とはこういう感じのところです。
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