10月7日

雨。

しとしと降る雨の中、バスのチケットを買いに再び中華街へ。グスタヴォと。オープンチケットを購入。これであさってにはPhiladelphiaへ！。ホテル50ドルの予約も済ませたしわくわく。何があるのか知らないんですけどね。彼らは語学学校でフィラデルフィアにまつわる映画を観たらしく、高いテンション。僕もそれに乗っかり無意味にハイテンション。

金曜ただなのでちょいとMoMaへ、家具コーナーのカッコいい車椅子に釘付け、年取って歩けなくなったらこんなんを颯爽と転がしたいです。

　割と安いメキシコ料理屋で夕食をとった後グスタヴォ宅へ。12時には帰ろうと思ってたのが話が盛り上がり3時まで。友人感について議論する。Flexibility（柔軟性）って何？！という事で白熱。

　グスは「俺は他人の考え方を受け入れる、誰かが俺と全く違う考え方をしてるとする、全然かまわない。それが俺とそぐわないとする、そしたら俺はただそいつを俺の人生から消すだけだ」と言います。

　それはフレキシブルなのでしょうか？、僕はそれは単なる人間関係の放棄であって、非常に保守的だと思います。保守的、conservativeというのは彼がもっとも嫌う言葉ですが 、かたくなに自分を貫くこのスタイルを保守的といわずなんとするのでしょう。

　確かに彼の言うとおりどうにもこうにも合わない人っています。そして時として、理解できない言動や、他人の脳という宇宙の果てしなさに絶望して傷ついてしまうこともある。その果てしなさに自分を失い、無性に寂しくなる時もある。だからバリアーを張っちゃう。のか・・・。う〜ん、わからなくもない。

　でも可能性を捨てたくはないんです。他人とわかり合う可能性、そしてその先にいる自分。全てが自分の糧となる、のじゃ、ないか。

自分＋他人＝新たな自分

自分×（自分＋他人）＝∞

　・・・何言ってるかわからなくなってきたので中止。

　僕らの議論も出口を見出せないまま終了。ただ一つ言えるのは何故だかわからないけど僕らは妙に気が合うんだって事。ここまで考え方や適正が違うのに、ここまで仲良くなれるのは何故ですか？。それが他人というものの可能性なんじゃないんですか？。

　奴は2週間後に去ります。

追記：後で気付いたのですが、上記の僕の意見は6月22日の僕の号外と大きく矛盾します。むしろそのままグスの意見のような気もします。嗚呼、人間って複雑だ。