9月25日 恋の悩みは万国共通
晴れ!

久っっ々にめいっぱい寝ました。12時間ほどでしょうか。「ぐあああああ!!」と伸びをした後再びマンハッタンへ、キャンパスの確認のため。昨日と同じくシャトルバスとサブウェイで。「Fulton st」という駅に行きたかったのですが、その手前「Chambers st」で電車が止まってしまう。まあ近いからいいやと駅を出て歩き出したんですが、自分の方向感覚のなさをなめてました、思いっきり迷う。

噴水で飯食ってるおっちゃんがいたので尋ねてみる。NJからやってきた人で、この辺には詳しくないんやけどなとか言いながらも親身になってくれました。僕の地図が分かり辛いと案内所で地図をもらってきてくれ、さあ行こうと当然のように一緒にキャンパスを探してくれました。

おかげさまですぐに見つかりました。おっちゃんはキャンパスが見えた瞬間に「良かったな、ほんじゃあ」と握手して去っていきました。なんてでっかくてニュートラルなんだ。尊敬。

キャンパスをちら見して納得した後グスタヴォと会う。待ち合わせ場所に行くと彼は電話でえらい剣幕でしゃべくってました。聞いてみるとアメリカ人の彼女(2年10ヶ月。実はこれが彼の英語力の秘密)と喧嘩したそうです。つーかいっつも喧嘩してる気しますが。でもグス曰く、NYにきてからだそうですこんなに喧嘩が増えたのは。サンフランシスコに住んでる彼女、国は違えどメキシコの方が距離は近かったりするわけで、やはり遠恋はつらいなあおい、ということなんでしょうか。グスは彼女にスペイン語で喋るので会話は全く分かりません(彼女は英語)。

とにかく今日はいつもにましてひどい喧嘩らしく、もう別れるといってグスは怒ってます。まあ絶対別れないと分かってますがなだめておきます。飲みたいという彼に従って飲み屋へ。僕はいい加減休肝日も取りたいし金も節約したいんやってば。とはいえビールと酒が進む。

明日が大学の初日やし帰るわというと「待て!ワイン飲もう、奢る!ワイン奢る!」とグスがあまりにも言うのでそのままグスタヴォ宅へ。いいワインとそこそこのワインを買って。飲み始めると彼は電話を始めました。やれやれと思って見ていたのですが、どうも雰囲気がおかしい、険しい顔と口調で何かを言って電話を切ったので、おいどうしたんやというと「別れた」とのこと。

おいおいあほな事すんなよそんなへべれけで、電話しろって、と何度言っても聞かず、ワインを飲み続ける。「どうか友達なら俺を理解して何も言わないでくれ」というグス。頼むから帰らないでくれとせがまれ仕方なく泊まることに。「これから俺はつらい日々を過ごすことになる、お前は大学が始まって新しい連れもできるだろう。だがどうか、俺とも遊んでくれ」当たり前やないか、愛されたものです僕も。へべれけの彼に言われても笑ってしまいますが。

しばらくすると案の定グスは彼女に電話をかけ始めました。しかし今度は彼女が出ない。めんどくさいカップルです。グスも20回も30回もかけるんですこれが。彼女がどうしても出ないと分かると、電話をほうり曲げワインをフィニッシュ。「酒がなくなった、買いに行こう」うそやろ。

結局押し切られ近くのデリへ。ワインを出してもらってるので今度は僕が支払う。2本で十分やろうというのに、もっともっとというグスの勢いに負けて6本セットを購入。しかし7ドル。激安。部屋に戻ってしょうがない飲むか、と僕がビールを開け、飲み始めました。2分ほど経ったでしょうか、突然奴は電気を消し、信じられない言葉を言い放ったのです。

「Good night」

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