7月4日　スリーピー・ホロウ

　雨。ワンテンポ遅れてないですか、梅雨。

　めんどくさかったけどしょうがない、実家から学校へ。一つだけの授業、しかも専攻じゃない授業を受けるため。ロングランで休んでたから背に腹変えられず。

　はい、休講でした。なんてこった、無駄足。そんな僕をあざ笑うかのように強まる雨脚。弱り目に祟り目。

　悔しいから学校に来た理由を作るため、ビデオライブラリーへ。映画を観ました。「ただでビデオが見れるなんて、なんて素晴らしいところなんだ」来るたびに感動して、これからはと思うのですがどうも普段はあまり利用しません。

　で、スリーピー・ホロウ、観ました。今まで「なんかおもんなそう」と敬遠していたのですが、最近ゼミでやってるので。これ実はけっこう古典なんです。ジョニーデップが楽しみなぐらいで、そんなに期待はしていませんでした。

　意外。こんなところにこんないい（おもしろい）映画が、という感じでした。お勧めします。ジョニーデップはやはり良かったです。ネバーランドに出る一方でこんなにコミカルな演技も出来るのが本当に脱帽。このお話はホラーな題材を扱っているのですが、彼のとぼけた演技がそれをライトにしていました。

　ティム・バートン監督の力もすごく感じました。原作（ワシントン・アーヴィング）もコメディー・タッチで描かれているんですが、それは文体に拠るところが大きく、それをどう映画で表現するか、みたいな事があるわけなんですが、ジョニデの演技を始めとするコミカルな要素がちりばめられており（首の落ち方一つとっても）、ある種、怖い状況下でのシチュエーションコメディーと言える作品に仕上がっています。B級とかそういう意味じゃなくて。それはマーズアタック！という映画を観たときにも感じました。

　クリスティーナ・リッチが可愛い。少女のように見えたのですが、それは狙ったのでしょうか。調べてみたところ、当時19歳ぐらいのようですが、僕には13歳ぐらいに見えました。そうでなかったのはおっぱいだけ。ジョニーデップとコンビを組んだ作品がもう一つ、「耳に残るは君の歌声」というのがあるそうです。今度観てみようと思います。

　やれやれ、自分の映画の知らなさが口惜しいです、きっとおもろい映画で見逃してるやつってめっちゃあるんですよね。本でもそうですが。別に暇な時間に映画を観まくるつもりもないのですが、おもろい映画は観たい。どうすればいいんでしょうか。本でもそうですが。

　餅は餅屋かな。皆さん名作教えてください。