6月30日　愛・地球博?

　晴れ。夏い。

　二日目。8時半に会場着。ユースのルームメイトは始発で行ったようです。ナイスガッツ。僕らが到着した時には既に長蛇の列。＆すごい日差し、みんな雨傘を日傘にしてました。

　万博は身体検査、金属探知機などがあるので入るのに時間がかかります。ペットボトルも没収されるし（隠しておけば大丈夫ですが。その徹底のしてなさが可愛くないですか）。

　オープンから30分、9時半に入場。9時から配られるTOYOTAパビリオンや日立の整理券はなんとその時点でなくなっていました。14時から再びTOYOTAの整理券が配られるそうなので、それまで昨日の続き、各国パビリオンへ。

　フィリピンのわら葺き小屋みたいなところで思わず爆睡。至福の時でした。わらのイスに座るのを躊躇する小学生の消極性を叱り飛ばすオッサンがいてカッコよかったです。

　アマゾンにてワニの肉を食べる。鶏肉と変わりませんでした。でも気分はマッチョ、クロコダイルハンター。

　SONYの映像に超感動。映画のスクリーンを横に3つつなげた超ド迫力画面。こんな途方もないことを実現しているスケールのでかさに半泣き。

　14時に配られたTOYOTAの整理券、めでたくGET。行ってみました。ロボットによるパフォーマンス、正直あっそう感じでした。いや、きっとすごいんだろうな、ケツから血出す思いで研究してるんだろうな、とは頭では理解できるのですが、SF飽和時代の悲しさ、想像を越えてくれないのです。

　見る側の意識なんて所詮この程度なのでしょう。演劇でも音楽でも料理でも、見流される、聞き流される、食べ流されるのが普通なんでしょうね。作り手の苦労を考える義務なんてないわけですから。エンターテイメントの場合なんて特に逆に、感じさせてはならないですしね。

　あとは駆け足で見たいパビリオンまわりました。アフリカ、ヨーロッパ、世界旅行です。

　愛・地球博・・・。面白かったです、面白かったんですが、まあなんか全体的に期待しすぎていた感があります。「こんなもんか」的な。テーマパークに行くような感覚で行った僕も悪かったし、テーマパークのように仕上がっていた万博も少し残念。どっちつかずというか。映像ショーの多用とかね。もっとお国柄を前面に出して攻めてきてくれても良かったのにと思います。そういう意味で、昔の大阪万博の方がきっとずっとアツかったでしょう

　万博そのものよりは来場者が興味深かったです。平日の昼やのになんで？っていうぐらいの人人人。中年でやってきてる人たちは、概して人生楽しみ上手、という印象を受けました。ニュートラルな姿勢。姿を消す虚勢。上記の説教おじさんしかり。僕ももっと自分を信用して、自分の好きなタイミングで、ためらわずアクセル踏み込めるようになりたい。

　再び酒、風呂、布団。終わりの夜。