5月20日　月の輝く夜に

　晴れ。

　ビデオで「月の輝く夜に」を見ました。友人のお勧め。優人のお勧め。揺れ動く恋心に振り回される人間模様。ラブアクチュアリーな感じで好きでした。こんなに丸く収まるかよって感じではありましたが。

　浮気と本気の狭間で苦しむ人間が描かれていました。自分の決断が早すぎたと自分でわかっていながらも自分にうそをつく。で、浮気で止める。・・・浮気なんてものは存在しないんだと僕は考えています。浮気ってなんですか。線引きにもよりますが、自分の気持ちがそれならそれが答えなんですよ。だから、「浮気」なんて言葉、僕に言わせれば「奇麗ごと」ですね。逆にね。

　恋愛に限ったことじゃありません。縛られてる縛られてるって、結局縛ってるのは自分なんですよ。嫌々やってると思ってる事も、自分が嫌々やることを選んでるわけですからねー。もちろんどう生きるかは自分次第ですが、だからこそ、文句言う権利なんてないんですよ。

　人間は野菜じゃない。

　野菜は他の人に買われたらそれまでです。ニンジンがカレー屋に買われたらカレーになるしかないし、レタスが僕に買われたら肉を包むしかないわけです。しかし、僕たちは野菜じゃない。売り切れない。僕たちには自ら選ぶ権利が与えられているんです。カレーより肉じゃがになりたかったら、なる権利があるんです。かたくなにカレーであり続ける必要はない。グラタンの方がおいしいかもしれない。人生楽しいかもしれない。

　なのに、せっかく野菜じゃないのに、野菜になりたがる人が多いんですね。おい！このジャガイモ野郎、カボチャ女、ピーマン！！、好物は、人それぞれなんやってば。どの食材とどの食材が合うかも試してみなけりゃわからないんやってば。わかる？

　だから売り切れなんて言わないで。